ゆるキャラGP来場5万人超 観光3施設、利用4割増 松山市長会見
愛媛県松山市で5、6日に開催された「ゆるキャラグランプリ(GP)2016in愛顔(えがお)のえひめ」について、野志克仁市長は8日の定例会見で来場者数は5万1591人と報告。「中四国や九州などからの観光客も含め大きな経済効果があった」と総括した。期間中の市の主要3観光施設の来場者数は、前年同期を4割近く上回った。
ゆるキャラGPを主催した製作委員会は来場者数5万人を目標としていた。市によると、GP前日を含めた3日間を2015年11月の週末(6~8日)と比較すると、会場周辺の松山城天守は入場者数が43%、坂の上の雲ミュージアムは7%増えた。道後温泉本館・椿の湯入浴者数も41%増加し、3施設の利用者数は計2万445人となった。
同時開催の第3回「全国ご当地こなもんサミット2016in松山」では過去最高の約3万2000食を販売し、総売上額約1200万円。野志市長は松山市の三津浜焼きが1位だったことに触れ「松山ご当地グルメの情報発信もできた。実行委員会から続けて開催したいと聞いており、応援していきたい」と支援に前向きな姿勢を示した。
移住・定住促進に向け1日に入居者募集を始めた興居島の体験滞在型交流施設に関し、市は7日までに東京都や香川県、県内から12件の問い合わせがあったと説明。都内でのイベントなどを通じPRを続ける。